暗い感情は無視する?受け入れる?

心の健康を改善する研究について

“私は自分の闇の時が大好きです”とは、詩人ライナー・マリア・リルケが、「時間の本:神への愛の詩」に書いていますが

「自分の最も暗い感情を受け入れるのか、無視するのか」

そこに心理的健康を改善する可能性があるという研究が増えています。

どういうことかというと、私たちの多くは、子どもの頃、そして大人として学んだこととして、否定的な、ネガティブな感情を感じること、苦しんだりすることは、まるで歓迎されない友人かのように扱われています。

否定的な、ネガティブな感情を、「悪い」または「有害な」といったり、「幸せな」ものに変えたり、自分から切り離したりすることさえします。

心当たりがある方は、ここで自分に問いかけてみてほしいと思うのです。

否定的な、ネガティブな感情は、今まで教えられてきた、実行してきた方法で本当に解消されているのか。感じなくなっているか…

本当はどんなに頑張っても、自分の中から沸いてくる否定的な感情を完全になかったことにすることはできないんですね。

そこがみえてくると、「明るく振舞っているけれど実はそう…」「何も感じないようにしてきたけど本当はそうかも」「一生懸命ポジティブに考えてきたけれど本当はまだ苦しい」というような本音がおそらく出てくるのではないでしょうか。

もちろん、人生の全てが明るくハッピーで、陽気なときもあるし、最終的に何かが起きたことで私たちを怒らせ、悩ましく、悲しくしたり、嫉妬したりすることもあります。

感情的なトリガーは身近な些細な出来事にも潜んでいる

これらの感情的なトリガーは、たとえば、パートナーや家族と夕飯に何を食べるか、どこに旅行へ行くか、なんていう一見些細な出来事のように思える中にも、誰かの死に直面したとき、信じていた人が去っていったり、裏切りにあったとき、と同じように大事なものでもあるんです。

否定的な感情は、心身の健康に影響を与えることがあります。しかし、研究は、これらの感情を受け入れることが、それを判断するよりも、私たちへの影響を減らす可能性があることを発見しました。

ここである研究をご紹介したいと思います。行動研究と療法で公開された2006年の研究です。


不安や気分障害のある60人に感情を誘発する短い映画クリップ(この場合は捕獲された兵士が強制的にロシアのルーレットをプレイする映画The Deer Hunterのシーンを見る)について尋ねます。

映画の前で、研究者はボランティアの半分に、シーンへの感情的反応を抑える方法について話をしました。残りの半分は、映画を見ている間に沸いてきた感情を完全に受け入れるように勧めます。

自分の感情を抑制しようとした人々は、自分の感情を受け入れた人たちに比べて、映画の後に多くの否定的な感情を持っていました。また抑制した人たちの心拍数は、クリップを見ながら心拍数が上昇しましたが、受容した人たちは心拍数が減少しました。

この研究で見えてきたことは、否定的な感情を抑圧しようとした人々はそうすることができなかったということ。また、映画を見終わった後にも残ったままの感情が否定的な感情につながり、研究者たちは「望ましくない考えのリバウンド」と呼びました。

”受け入れる”とは

”受け入れる”というのは、頭の中で考える(思考)ことではなく、その感情を感じきること。そしてもう1つの側面は、「存在」していることを認識することなんですね。

これは、思考や空想の中で存在しているのではなく、今のあなたの体の感覚に焦点を当てているということ。

自分の目の前にあらわれている感情・感覚に対して、意識的にそれらと一緒にいることを選択していきます。それは自分にとって必要なタイミングで、必要な人の隣に座ることと同じような感じ…

そして、その感情について語り尽くし、身体感覚を伴いながら感じきることで、はじめて受け入れる、最後には解消していく、ということを実現していきます。これらのことって文章にして書くと難しいように感じるかもしれませんが、結構、無意識ながらも日常生活でやっている方もいるかもしれません。

たとえば、誰かにものすごくムカついたとき。「ムカつくー!!!」と叫びながら、ボクシングジムに行って、その怒りのエネルギーをミットに思いっきりぶつける。

ここでポイントなのは、「ムカつく」という怒りの感情にフォーカスして、そこから沸いてくる身体感覚のエネルギーを自分なりのやり方で流している、という部分です。(決して暴力を推奨しているわけではなりません)

たとえば、失恋したとき。「悲しい!」と泣きながら、悲しい失恋ソングを聞きながら、思いっきりその悲しみ尽くす。

ここでもポイントは、「悲しい」という悲しみの感情にフォーカスすること。そしてその悲しさからくる身体の感覚をしっかりと流すこと。涙を流すとか、声を出して泣くというのも、エネルギーを流してくれますね。

どちらの場合でも、これをせずに相手側の気持ちを変えよう、コントロールしよう(境界線を越える)とか、沸いてきた感情を別の感情に置き換えたり、封じ込めたり、気にしないように無視する、我慢をする(抑圧)と… もう途端に苦しくなります。

何より相手に矛先が向かうので、執着したり、攻撃したり、ずるずると引きずることになり、結果、誰よりも自分が苦しむことになるんですね。

なので、自分の中で沸いてくる本当の感情をしっかりと表に出し、そのエネルギを流すこと。そこが楽になるポイントなんです。

感情解放のツール、EFTセラピーを使う

そして、それを実現させてくれるのが、EFTセラピー(感情解放)なんです。

もし自分の中にある暗い感情を無視したり、押し込めたり、なかったことにし続けていることで苦しさを感じていたら、このEFTセラピーが本当におすすめです。

愛育Lab.では、電話やスカイプなど遠隔でのEFTセラピーができるので、ご興味のある方はぜひセッションを受けてみてください。


【愛着Lab. 】
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