愛着障害の恐れ・回避型

愛着障害の恐れ・回避型

愛着障害の恐れ・回避型とは

愛着障害における恐れ・回避型の特徴を少しあげてみたいと思います。

・幼児的ながらも攻撃的
・異常なほどの執着心を持ちながらそれを表層には出さない
・一見ふところの深さを垣間見せるけれど不寛容
・中学生的な「悪い子」のような行動を見せる
・食言をいとわない

「矛盾」を常に抱えている

共通している特徴としては、いづれも矛盾を抱えている点です。言葉に対する姿勢にもその矛盾が表現されています。

例えば、「首尾一貫した発言でなくても誠実さを疑われことはない」と思っている部分があります。それは、言葉とはある意味で、「ただのその場しのぎ」だと捉えているところです。そして、その点において本人は何ら問題意識を持っていないこともポイントのようです。

愛されることの不安と親密になることの回避

恐れ・回避型は、愛されることへの高い不安と親密になることを強く回避するという両化型の面を抱えた愛着形成に要因があると考えています。

例えば、

・平気で嘘をつく
・意図的に沈黙することでコントロールする
・明らかに傷つく言葉で責めたてる
・自分の権力を利用して個人的な恨みや嫉妬を晴らすことに抵抗を感じない

というのは、親密になることを回避するために本来の人と人との対話を嫌がることから、このような傾向を見せることもあるようです。

幼児的でありながらも大人びた一面を持つ

また幼児的でありながらも大人びた一面を見せるので、一見魅力的であったりもしますが、深く付き合っていくと本当は人をまったく信用していない部分からくる冷淡さを感じさせることもあります。

また本人は本音を明かしたくない、隠したいがために、当たり前のように嘘をつき、呼吸をするように嘘をついていくことがあります。嘘をつき続けることで、次々に新しい話題や刺激に関心をずらしていき、どれほどの嘘をついても、周りは追いつくことができないということをどこか経験的に学んでいるように…

また建前できれいごとを言うことをあたかも嫌い、自分自身が渦の中心であるという高みの景色から何かを踏みつぶすような、ある種の爽快さすらをも感じさせる鮮やかでユニークな手段を取り、劇場型のストーリー展開を見せることで、周りの人たちから欲しいものを獲得していきます。

恐れ・回避型の愛着スタイルを持つ要因

そこには、「母親的なもの」「父親的なもの」に対する怒りや嫌悪が絡まっています。

また愛着形成の段階で、さまざまな感情の機微を否定されたり、無視されたり、受けとめてもらう存在の不在によって、その感情を言葉にできず抑え込んでいるので、他者への感情を感じとるセンサーが育っていないことにも理由があるのだということ。

そこへのアプローチは、まず言葉にしてこなかった感情を言葉にするように関わること。

それはとてもシンプルなようだけど、言葉にしない感情は感情として認知されず、ずっとその人の中によくわからないものとして存在していきます。その結果、他者への共感や寄り添う心が鈍り、心の奥底で自分の目的のみを達成することに意義を生みだそうとするのだと思います。

心の声はどんなものでも否定するものではなく、心の声を感じとる柔軟性は、柔軟性が許され、表現する自由を守り受けとめてくれる人との関わりの中で育っていく時期が必要だったのだということ。

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