愛情のご都合主義と境界線

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■愛情にもご都合があることを知ると、自分と相手との境界線が見えてくる

「見捨てられることへの不安」
「親密になることへの回避」

この2つの要素が
愛着スタイルのどこの部分を再形成する必要性があるのか
を、考える上での軸となるという愛着の二元軸についてはこちらから

そんな愛着スタイルに
何かしらの傷を抱えている人
が苦手とすることの一つに

「自分と相手との境界線が引けない」というのがあるなと感じています

ここで言う「境界線」とは

自分の気持ちを率直に表現することで
自分と相手との関係性を適切に保っていくのですが
ここがなかなかできづらく、

人との関係やつながりにおいて
続かない、破綻や回避、過度な共依存
を繰り返すことがあります

■「境界線」について

–心理学に「境界線」という考え方があります

①「自分の問題」と「他者の問題」をきちんと区別する

では、「自分の問題」と「他者の問題」を区別できていないとはどんな状態か

例えば、

・嫌だと思ったときに相手への罪悪感から「NO」と言えない
・「NO」と言いたいけど、「YES」と言ってしまう自分がもう嫌だと思っている
・一方的な支配やコントーロールを受けていると分かりつつ、それを受け入れる
・相手が解決するべき問題に、必要以上の世話を焼いたり、お節介をしようとする
・自分が我慢することで問題を解決する
・誰かにふりまわされるのにうんざりしている
・相手の主張に合わせようと顔色を窺う
・相手の問題に対して、踏み込んでいいのか、どこまでがその限度なのかがわからない
・自分の問題に対して、どこまで踏み込ませていいのか、限度がわからない
・事実確認をせずに、相手に詰め寄ったり、罵ったり、口出しをする
・自分の一方的な判断で人を決めつける
・空虚な心を満たすために相手に尽くす
・他者の怒りに対して、自分のせいじゃないかといつも不安になる

②「自分の感情のケア(責任)を他者にさせない」または、「他者の感情のケア(責任)を自分がしない」

例えば、

「父親が喜ぶから、本当は働きたいけど、◯◯大学へ進学する」
「母親が悲しむから、好きじゃない仕事だけど我慢して続ける」

これは、

「あなたが、親の感情のケアをしている」
→「親の幸せのための責任を自分が負っている」となっていて

本当は、「親は子どもが働こうと仕事を辞めようと、楽しく過ごすことができる」なのです

例えば、

「私は音痴なので、あなたが私の代わりに歌って!」
と言われたとしたら・・・

自分の問題を(この場合は「音痴」)
他者に負わせている状態であって(自分の代わりに誰かに歌わせる)
問題をどうにかするのは本人であり、他者ではないですね

–ここで気をつけてほしいこと

「それはあなたの問題でしょ」
「あなたの感情なんだから自分でなんとかしなさいよ」

と冷たく突き放すことを良し
とするというお話ではまったくなく

自分の感情や思いを
いつも二の次にしてしまったり
他人に自分の問題を負わせたりする
ことで

「自分がない」という状態に気づくこと

「自分がない」状態は
自分の意見や気持ちを主張する
ことで見捨てられるのではないか、という
不安感をつよめたり

他者の感情をケアし続けてしまうことで
疲れや怒りがたまっていき、そのために不幸感も高まり
結局関係自体が悪化していったり…

–「境界線」の引き方として大切なスタンス

それは、お互いが、
「自分の感情のケアは自分でするもの、できるもの」
というスタンスです

その上で、
話を聴いたり、聴いてもらったり
助け合ったり、支え合ったりすること
が愛情の境界線

まずは、

自分の面倒をみる

相手の機嫌をとるんじゃなくて
自分の機嫌を自分でとるのが、先

あなた以外の誰かが不機嫌だとしても
それは、その人の都合で不機嫌なんだけ

不機嫌なのは
その人のご都合で
不機嫌なんです

だから
あなたはあなたのご都合で
ご機嫌でいること

それは、自分の感情をそのまま感じたあとに、どうしたら自分のご機嫌を取れるかを考えてみる

悲しい、寂しい、腹が立つ、バカやっちゃった、悔しい、虚しい、と感情のエネルギーを惜しみなく、カラダで感じたあとに、

いい子いい子、よしよし、悲しかったね、寂しかったね、頑張ったね、と、批判も評価もなしに、ぜんぶそのまま受け入れる

そのあとは、自分が笑えること、ワクワクすること、ドキドキすること、そんなことを自分のためにしてあげる

こんなことが
自分への愛着形成の第一歩♡

境界線とは、愛情のご都合を知ること

参考文献:
共依存症心のレッスン(著)Melody Beattie
「わたしはわたし!」セルフ・ラブで幸福の扉を開ける15の鍵(著)溝口あゆか

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