100万回生きた猫

hyaku2

絵本が大好きな私は
絵本コレクターでもありまして
とうとう150冊を越えました♡

お気に入りの絵本は
その時々で変わりますが

今、一番のお気に入りは
『100万回生きたねこ』です
(佐藤洋子作)

絵本にでてくる
その猫は何よりも
自分が大好き

愛を知らない猫は
泣いたことなどありません

100万回生まれ変わって
100万人の飼い主がその猫の死に
涙を流しました

あるとき猫は
誰の猫でもない、野良猫になりました

自分が大好きな猫は
メス猫達に囲まれてチヤホヤされて
有頂天になります

しかし、ある時
自分に見向きもしない一匹の
白い猫に惹かれます

やがて子供が生まれ
100万回死んでも悲しくなかった猫が

愛する白猫の死によって
初めて涙を流し

自分以外を心から愛することを知るのです

そして、その猫はもう
生き返ることはありませんでした

この絵本には
愛着形成においてとても
大切なヒントが沢山つまっています

人は、愛されることよりも
愛することで、大切な何かを知る
ことがあります

初めて愛した
白いねこが死んだとき

はじめてねこが
100万回も泣いたのは
これまで愛してくれていた
100万人の人たちの気持ち
を感じたから

私にもこんな経験があります

強くて怖くて絶対的で
私のことなんてまったく愛していない
そう思っていた父がいて

そんな父がガンになり
どんどん弱っていく様と
向かい合わざるを得なくなりました

食べられなくなり
動けなくなり
話せなくなり
目が合わなくなり
死んでいった父

その死に行く時の流れの中
過ごした時間や交わした会話の中で
私は父に愛されていたことを
知りました

そして
父が死んでから四ヶ月後のある日

私も父を愛していた
ことに気がついたとき

はじめて人目をはばからず
次の日お岩さんのように目が腫れる程
大泣きした夜を覚えています

100万回愛を知らずに生きるより
たったの1回、愛を知って死ぬことの尊さ

そんなことを教えてくれる
100万回生きた猫のお話でした


ある日,白いねこは, ねこの となりで, 
しずかに うごかなくなっていました。

ねこは,はじめて なきました。 
夜になって,朝になって,また 夜になって,朝になって, 
ねこは 100万回もなきました。

朝になって,夜になって, 
ある日の お昼に,ねこはなきやみました。
ねこは,白いねこの となりで,しずかに うごかなくなりました。

ねこは もう,けっして 生きかえりませんでした。

「百万回生きたねこ」作者:佐野洋子

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